秒針の動き方 Second hand movement
■ステップ運針
クォーツ式時計に多いもので、上のイメージのように1秒ごとに秒針が動くものです。クォーツ式とは水晶振動子に電流を流すことで正確な時間を得る事もあり、動力は電池であることが多いです。針を動かすためのモーターに消耗する電池を節約するために、秒針を動かすのは1秒に1回にしたと言われています。しかし、実際にはセイコーやブローバ(シチズン子会社でムーブメントはシチズン製)などがスィープ運針のクォーツ式を発売していることから、電池を消耗しないように秒針をスウィープさせることは可能です。
■スウィープ運針
手巻や自動巻の機械式腕時計でよくみられるもので、秒針が滑らかに動くものです。滑らかとはいっても実際には細かく秒針が刻んでいます。ムーブメントの振動数によりその刻み方が変わります。例えばロレックスのオイスター現行モデルは28,800振動ですが、これは1時間に刻む回数ですから、1秒間には8振動となります。つまり秒針は0.125秒に1回動いているということですね。