クォーツ Quartz

日本のセイコーが開発した技術です。水晶振動子を用いて高い精度を達成しています。原理としては、水晶に電流を流すと一定の周期で振動する原理を用いたもので、1年で数秒しか誤差が出ないものもあります。機械式に比べ維持管理が簡単ですが、定期的な電池交換が必要です。

よく言われる秒針の動きについてですが、クォーツではほとんどがステップ運針を採用しています。電池の消耗を抑えるためとも言われていますが、スウィープ運針のムーブメントもあります。

クォーツとは水晶の意味で、日本でも発売当初は水晶時計と呼ばれていました。1970年代にはセイコーが特許を公開した事で各社がクォーツ時計を作り始めました。高精度と低価格でスイスやアメリカの時計産業を圧倒しました。特にアメリカの時計産業はほぼ壊滅状態にまで追い込まれたそうです。この現象はクォーツショックと呼ばれたことからも、世界的にかなりショッキングな出来事だったようですね。

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オイスタークォーツ ステップ運針

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