時計のケース形状について about Watchcase

腕時計のケース形状には様々な種類があります。こちらでは大まかな分類についてまとめてみたいと思います。

■ラウンド(Round)

真円形のケース形状のことで、腕時計ではもっとも多い形です。針が円状に回ることから、スペース的に最も効率のいい形状です。このラウンドを筒状にもっと厚くしたものをシリンダーケースと呼ぶこともあります。

■オーバル(Oval or Ovoid)

楕円形のケース形状のこと。ラテン語で卵を意味するovumが語源です。女性向け腕時計のデザインとして採用されることが多いです。。

■トノー(Tonneau)

トノーとはフランス語で樽を意味することから、樽型のケース形状のことをこう呼びます。同時にカーベックスと呼ばれる、腕の曲線に合わせた形状に仕上げられていることが多いです。元来は女性向け腕時計のデザインだったようですが、男性用としてフランクミュラーなどがメジャーにしました。がしかし、画像はフランク三浦です。

■スクエア(Square

正方形のケース形状のことで、見た目は正方形ですが、ムーブメントは丸型であることが多いです。

■レクタンギュラー(Rectangular)

長方形のケース形状のことでレクタングルとも呼びます。縦長が圧倒的に多く、デザインも非常にクラシカルです。こちらもカーヴェックス形状が多いですね。

■オクタゴン(Octagon)

八角形のケースのことで、アールデコ全盛期といわれる1920年代に大流行した形状です。現在ではオーデマピゲ・ロイヤルオークが有名ですね。


■クッション(Cushion)

スクエアケースをもう少し丸く仕上げたケース形状のことです。パネライのラジオミールが最も有名でしょうか。クッションに似ているその形状からの命名でしょう。


■フレアード(flared

長方形ですがケースの左右が外向きに湾曲しているケース形状です。パテックフィリップのフレアードが有名ですね。


■アーモンド(Almond)

オーバルと形状が似ているが、その名の通りアーモンドのような丸い形状です。女性用のアンティークでよく見かけます。


関連リンク
オイスターケース カーヴェックス

前メニュー(カ行)に戻る

Sponsored Link