ヨットマスター Yacht-Master
サブマリーナーの高級モデル的な位置付けで登場しました。プロフェッショナルモデルでは唯一の3サイズ展開で、ヨットでクルージングするような富裕層に向けて登場したと思われます。ベゼル形状はサブマリーナーと似ていますが、潜水を目的としたものではなく、ヨットレースでの使用を想定していますので、ベゼルは両方向に回転する仕様になっています。また2014年現在、ロレジウムと呼ばれるSSとプラチナの組み合わせもこのヨットマスターだけの設定になっています。
また、2007年には上位モデルであるヨットマスターUが発売されました。サブマリーナーと同じムーブメントを搭載していた無印とは違って、カウントダウン機能を備えたレガッタクロノグラフ機構が搭載されています。ロレックス初の複雑機構と言われていますが、開発に費用が嵩んだせいか非常に高額なモデルとなっています。
1992年に初めて登場したと思われがちですが、4桁デイトナをベースに試作されたモデルが存在しています。1965年製 Ref.6239 コスモグラフ・ヨットマスター(プロトタイプ)です。このモデルはヨットマスターの試作機だと言われています。2本存在し、2本とも市場に出ていますし、そのうち1本はエリック・クラプトンが所有していたことも有名ですね。また、Ref.6242という別タイプの試作機もあるそうですが、こちらはロレックス社に保管されているそうです。ヨットマスターは本当に奥が深いですね!
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