防水性能 Water Proof

腐食、錆び、またそれにより引き起こされる故障などからムーブメントを守るために、湿気や水の流入を防ぐためにケースを密閉する機能のことを指します。防水性能の表示は様々な手法があり、用途や目的によってしっかりと確認をする必要があります。10気圧=100m防水という考え方は厳密に言えば間違っています。違いを説明しておきましょう。

100メートル防水(100m)

100メートルの水中での使用を保証するもの。水圧など考えなくても100mまでなら普通に使えます。

10気圧防水(10BAR)

10気圧まで保証するもの。BAR(バール)大気圧を指す単位で現在ではPa(パスカル)をもちいます。1BAR=1気圧です。つまり、100mまでの潜水を保証するのではなく、100m潜ったところでの水圧までは耐えられるという意味です。100mまでの潜水時には10気圧以上の負荷がかかるので保証外ということになります。

10気圧防水(10ATM)

ATMとは詳しい説明は省きますが、1ATM=1.013BARという単位です。10ATMであれば10.13BARまでということですから、多少BARよりも性能は優れていますがほぼ同意と考えていいでしょう。

xx気圧防水という表示の目安(目安ですので詳しくはメーカーにお問合わせください。)

非防水:防水性能なし→手洗時は時計を外すこと。
3気圧防水:日常生活防水→手洗や小雨はOK。
5~20気圧防水:日常生活強化防水→水を使う仕事などに使用できる程度。
10~30気圧防水:潜水用防水→比較的軽めのダイビング・水泳などにも使用できる。
30気圧防水以上:飽和潜水用防水でヘリウムガス排出バルブを備えているのが条件。ブロ用。


前メニュー(ハ行)に戻る

Sponsored Link