Overhaul Ref.178341 デイトジャスト31
６桁モデル、31mmのデイトジャストです。ピンクゴールドとステンレススチールのロレゾールでベゼルにはダイアも埋められています。ダイアルはフラワーモチーフで女性にも人気のあるダイアルですね。G番ですので2010年、製造年はこの記事作成時の7年前となります。
オーナーはこの時計を正規店で新品で購入しました。今回メンテナンスに出したキッカケは、リューズでの操作が全く出来なくなった、リューズがスカスカで何も噛み合っていない状態になったそうです。製造から7年経過していましたのでO/H必須と思われましたが、なぜか下記のような簡単なメンテナンスで戻ってきました。
このデイトジャストに載っているCal.2235には、実は欠陥があるという事を元日本ロレックスの技師の方が述べられています。裏押さえやオシドリの破損が非常に多いそうで、新しい部品に交換後にもすぐ壊れたりするのだとか。日本ロレックスもその欠陥は把握しているそうで、この症状の時計は保証期間内であれば無償対応をするそうです。今回保証期間は過ぎていましたので無償ではありませんでしたが、非常に安価に済ませてくれているようです。
そこで問題なのが、今回O/Hは行われているのかということです。ロレックスが7年間使用された時計をノーメンテで返すとはちょっと考えられないんですよね。もちろん欠陥というロレックス側の引け目もありますので、O/Hを含めてメンテナンスを行い、半額程度はロレックス側で負ったようなイメージではないかと思われます。
非常に謎が多い今回のメンテナンスですが、ロレックス側も認めるべき欠陥は認め、欠陥のデータを集約し、次のモデルや欠陥の改善に努めてこそ、一流メーカーとしての振る舞いだと思います。今回O/Hが行われているのか否かは定かではありませんが、顧客に対して高圧的で不親切なな対応ではなくて、正直で誠実な対応で今以上にブランド力を上げていただきたいですね。
| 情報提供 | 匿名様 |
| モデル名 | デイトジャスト31 |
| モデルNo. | 178341 |
| シリアルNo. | G****** |
| 見積日 | 2017年5月 |
| 取扱店 | 福岡サービスセンター |
| メンテナンス項目 | 数量 | 単価 | 金額 |
| ムーブメント関連技術料金 | |||
| 内部点検調整 | 1 | 16,000 | 16,000 |
| 時間調整 | 1 | 8,000 | 8,000 |
| 小計 | 24,000 | ||
| 送付手数料 | |||
| 消費税 | 1,200 | ||
| 合計 | 25,200 | ||
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