コスモグラフデイトナ 小冊子 Booklet:Cosmograph Daytona

耐磁性能でお馴染みのミルガウス購入時に付属している小冊子です。ディスコン前のモデルは恐ろしく高騰しておりますので小冊子も当然同じ運命を辿っています。ディスコン前の小冊子にまだ種類がありそうです。もし何かご存知の方は是非ともご一報ください。


 1960年頃に発行されていた冊子です。このディスコン以前のモデルは、当時大変な不人気であまり売れなかったと聞いています。そのため市場に出回った個体が少ないということで、皮肉にもかなりのプレミアとなっています。
 ミルガウスは科学分野に携わる人々をターゲットとして開発されました。その性能は欧州原子核研究機構の厳格なテストでも明らかになっています。表紙には1000ガウスを表す造語であるモデル名と、原始の周りを周回する電子が描かれています。1019を代表とする4桁ミルガウスに付属していたようです。
 時計自体が売れなかったということは、付属品も同様に出回っていないわけで、かなりの高額での取引です。ただの冊子なのにと思えるほどです(笑)レプリカ の情報は聞いておりませんが、高くてしかも紙だけということであれば、レプリカもある前提で考えるべきでしょうね。真贋についての情報も乏しいため、信頼 の置ける取引先から購入することが望ましいです。


 1971年から1975年まで存在を確認していますが、海外の情報では1960年代半ばから1970年代半ばまで発行されたようです。
 表紙には素粒子物理学研究所であるジュネーブの欧州合同原子核研究機構(CERN)が写されており、科学者と思しき人影が見られます。表紙の中央からやや 右側には、消えかけた残像とも取れる人影が写っております。人間の右脳は強い磁場に晒されると幻影を見ると言われますが、それを表しているのかもしれませ ん(笑)
 数も少なくかなり高額です。レプリカの存在は確認していませんが、こちらも心して探すべきだと思われます。


 誕生50周年記念である2007年に復活を果たしたミルガウスですが、登場まもなく限定生産の噂がまことしやかに流れたため恐ろしく高騰しました。50周年記念モデルということで、生産年数がそこまで長くならないのではという話でしたが、2014年現在ではまだ生産されているようです。現在では不人気の代名詞とまで呼ばれているとかで、全く見る影もありません(笑)
 このデザインの冊子は2007年から2011年までは確認できています。次のデザインが登場した2014年頃まで発行されたと思われます。全モデルが緑の表紙にエンボス加工に統一され、縦向きに変更されています。なんとも味気ないデザインですね。
 最近まで発行されていたこともあり、入手はかなり容易です。価格的にも大変安価ですので欲しい方は今のうちでしょう。不人気なものはディスコンと同時に値上がり→レア化するのがロレックスの恐ろしいところですからね・・・・


 2014年ごろからチラホラと見かけるようになりました。この頃ルミノバ夜光からクロマライト夜光に変更されました。
 全モデル統一の表紙にモデル名が記されています。高級感はあるのかもしれませんが、時計の用途やオーバースペックにロマンを感じる私としてはかなり物足りないデザインです。 入手については、まだあまりモノを見かけませんが、今のところレア化する要因は不人気ぐらいでしょうし、探せばすぐに見つかります。

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